木曜日 AM4:56
(アタシが眠っている間、
彼が朝食を用意してくれている。夢みたい。こういうの憧れてたの。)
(実際は彼の生活リズムがずれて、偶然アタシの睡眠時間と被っているだけなんだけどね。
いつか本当に誰かにご飯作ってもらいたいわ。)
(ってあれ?今日はワッフルの数多くない?もしかして―)
なんと。昨日は一人分だったのに今日は複数人分用意された。
これは意識してくれている証拠ではないだろうか。
(笑ってる。もしかしてアタシのこと想ってくれてるのかしら?どうしよう。本当にこんな日がくるなんて・・・)
テーブルカウンター上に残りの分が置いてある。
(本当に夢みたい!後で頂くわ!!!!)
(あっ、なんだかすごく眠そうね。昨日から寝てないもの。無理ないわ。)
(そうそう。もう時間とか気にしないで寝なさいよ。)
(もう起きるの!?時計の針10分しか進んでないわよ!!!)
8:24
(カフェインがいいの?もしかして今日は仕事かしら?
仕事なら仕方がないかもしれないけど・・・。それはそれで辛そうね。)
12:16
徹夜状態のウィルソン氏が寝そうで寝ない。朝から4時間飲み続けていた。
彼は何かに挑戦していたのだろうか。そして今日も仕事は休みなのだろうか。
12:27
明け方に寝たランちゃん起床。彼に気付かれる前に敷地外へ出した。
12:37
彼が倒れた。
彼が倒れた。(確認)
13:08
起き上がり、また飲み始める。
アクティブ世帯ならキャンセルして寝る指示をするところだ。非アクティブ世帯は大変だな。
よく見るとドリップパックまで再現されてる。可愛い。
自宅に戻ると酷い有り様だった。
「くっさ。シンクがないと片付けられないってどういうことよ!!」
プレイヤー側でゴミ箱へ処分し、その場をしのいだ。
多少は家具を買う余裕があるのだが、不動産を購入したい気持ちが中途半端に働いて、
何をしたいのか把握できてない状況である。
何のために節約しているのか。これは節約と言えるのか。
目標金額も収入源も決めずにただ男を追いかけているだけ。
「恋は盲目」とはよく言ったものだ。←
17:11
昼間から動いてなかった。
彼を動かすプレイヤーは存在しないのだ。自分で動くしかない。頑張れ。
ああ・・・。
18:08
日が暮れた。
18:43
ようやく彼が眠りについた。
何をやっていたのか、いや、カフェインを摂取しているだけだったが、
「二日間、寝ずにお疲れさまでした。」と拍手を送りたくなった。
23:00
ランちゃんは、遅い夕食。
今日は何をしていたのか記憶に残らないほど何もなかった。
23:30
ウィルソン氏、起床。もう回復したらしい。また変な時間に起きたものだ。
本を読み始める。これは一晩中起きてそうだ。
今夜はランちゃんのテントを張るのは危ないかもしれない。
ウィルソン氏が寝ずに自宅で過ごしていたせいで、彼が作ってくれた朝食を頂くことはできなかった。
仕事に行ってくれれば取りに行けたのに、今日も休みだったようだ。
(すごく残念。やっぱり、夢は夢だったのね。)
25:22
この日は消防署に泊ることにした。
つづく